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バストゥーク共和国
 王子様に連れられてバストゥーク共和国にやって来たSacra。
 なんでも共和国というのは、国民が自分達の代表を選ぶのだそうだ。きっと、ものすごく人望が厚くて、頭のいい人が選ばれるんだろうなあ。でも、ウィンダスには星の神子様がいるから選ぶ必要はないわね。
 さて、始めて足を踏み入れた街の印象は……雑然としてて地味。
 なにやら石造りの建物が立ち並んでいるが、サンドリア王国が壮麗で優美だとすると、バストゥークのそれは堅実で質素。実用性第一という感じだ。
 それでも街の中心には噴水のある広場があり、飛空挺の発着場の隣には大きな機械仕掛けの跳ね橋があった。そう、バストゥークは鉱山の他に、機械仕掛けが多いことでも有名なのだ。
 レンタルハウスを借りて荷物を置くと、さっそく街を探検に出かけた。
 中心部の商業区が一番繁栄していて、いろんな商店や彫金ギルドがある。港湾区に入ると、飛空挺乗り場の他に民家が立ち並び、サンドリアほどではないが整然とした街並みが続いている。
 もうひとつ、鉱山区というのがあって、ここは直接ツェールン鉱山の入り口になっている。
 鉱山区の裏道に入ると、なにやら雰囲気の悪いスラム街が広がっていた。入り口を守るガルカ(バストゥークはヒュームとガルカの街だ)に話を聞くと、ここから先は気の荒いガルカが多いから、足を踏み入れない方がいいと忠告された。
 行くなと言われると必ず行ってみるのがSacraの性分である。いくら気の荒いガルカでも食われることはないだろうと思ってスラム街に入っていくと、案の定、胡散臭い物を見る目でジロジロ見られた。
 スラム街の一番奥にひっそりと立っているのは錬金術師ギルドだ。中の人は世界の心理を探求してるんだと胸を張っていたが、こんなところにあるということは、よっぽど街の人から嫌われているのだろう。
 さて、街は一通り見て回った。あれ? なにか足りないぞ。
 そうだ。指示を受けるための領事館がないんだ。そういえば、大統領とやらが勤務しているはずの御殿もない。一体どこにあるんだろう? 鉱山の中かなあ?
 とりあえず、疲れたから今日は休んで明日考えよう。
| 冒険 | 10:07 | comments(0) | trackbacks(0) |
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