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初めてのキス
 「シャクラミの地下迷宮」の場所は明らかになった。そこまで安全に行くためのルートも確保できた。問題は地下迷宮に入った後である。
 前回はパーティに加えてもらって迷宮の入り口を探検したが、彼らでさえ珊瑚のありかは知らないと言っていた。ましてや、迷宮の奥には想像を絶する恐ろしい怪物が潜んでいるに違いない。
 しかし、使命感に燃えるSacraは、嫌がるSaburoを連れて地下迷宮の入り口までやって来た(貧弱なImalaは今回もお留守番)。
 砂嵐で曇った空には、死肉をあさる鳥が群れをなして飛んでいる。よし、まずはこの鳥を片付けてやろう。
 SacraとSaburoが示し合わせて一羽の鳥を攻撃すると、一群の鳥が一斉に襲い掛かってきた! うわ〜、こんなにたくさんの鳥が相手じゃ勝ち目はない。ふと見ると、Saburoは早くも逃げ出している。おい待てこの…、バサバサバサ、ばたっ。
 Sacraは洞窟を目前にして鳥の餌に成り果てた。どうやらSaburoも逃げた先で鳥に殺されたらしい。いい気味だ。
 するとそこに、偶然にも白魔道士が通りかかった。どうか高レベル魔道士でありますように。Sacraは神に祈った。
 その祈りが通じたのか、彼はSaburoの死体を見つけると、復活の呪文を唱え始めた。やった! 高レベル魔道士だ。お〜い、次はこっちも頼むよ〜
 復活後の衰弱状態から回復すると、Sacraは魔道士にあつく礼を述べ、これまでの経緯を話した。すると、彼(意外にもタルタル族だった)の口から思わぬ言葉が。
 「その珊瑚の場所なら知ってるから、連れてってあげるよ」
 わ〜い! 渡りに船とはこのことだ。そうとなれば、彼の気が変わらないうちに中に入ろう。
 地下迷宮の中に入ると、彼は道順を知っているかのように、どんどん先に進んでいく。途中を遮る敵は、高レベル魔法と杖の一撃で薙ぎ倒す。体つきこそ小さいが、本当に頼りになる人だ。しかも、これだけ親切にしてくれて、まったく偉そうにしないところが格好いい。
 そうこうするうちに、大サソリを倒し(Saburoはサソリの針を回収していた。なにか頼まれごとでもあるのだろうか?)、洞窟の最深部に到達した。
 周りの岩には様々な化石が含まれていたが、泥棒ミスラから借りた眼鏡を通して見ると、特別な珊瑚のありかが分かる。あ、あった!
 珊瑚が手に入れば、こんなところに用はない。さっさと外に出よう。彼の話によると、この地下迷宮には入り口が2つあって、ここからだと反対側に出る方が早いという。それなら、さらに奥地にレッツ・ゴー!
 洞窟をさらに進んで行くと、これまで見たことのないような奇妙な形の化け物がうようよしていた。アメーバ状でぷよぷよ動き回る奴とか、丸くてぴょこぴょこ飛び跳ねるので見た目は可愛いが、実は巨大ヒルだったりする奴とかだ。
 そしてついに出口が目前に迫ったとき、物陰から飛び出したゴブリンに突然Saburoが襲われた。背後からの襲撃に、助けを求める暇もなくSaburoは爆殺された。日頃の行いが悪いからこうなるのだ。
 しかも、Saburoは途中で魔法の薬を浴びてしまっており、回復魔法をかけることが出来ない。こればかりは、彼にもどうにもならなかった。いったん街に戻るしかないという。
 さようなら、Saburo。おまえのことは忘れないよ。しばらく、そこの変な化け物の中に倒れていてね。街に戻っても死体が残っていたら復活させてあげるから。
 Saburoに別れを済ませると、彼とSakuraはついに外に出た。日の光がまぶしいと言いたいところだが、出口側の空は厚い雲に覆われていて日の光は差し込まない。
 邪魔者がいなくなったところで、Sacraは彼にお礼を言った。そして、軽く目をつぶるように促す。
 ちゅっ。
 これがSacraの初めてのキスだった。
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