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従者と姫君
 ある日、Sacraがウィンダスの港を歩いていると、突然後ろから声を掛けられた。
 「もしや、あなたはSacra様ではございませんか?」
 振り返ると、ミスラ族の女が真剣な眼差しでこちらを見据えている。
 「え、えと、そうだけど。……様?」
 この前ランクが上がったからな〜 もう、様付けで呼ばれる身分になってしまったのか。出世したなあ。
 ところが、事態は思わぬ方向に展開した。
 「Sacra姫、諸国を巡り、長い間お探し申しておりました!」
 ひ、ひめぇ? お姫様と言えば、世界中の女の子の憧れではないか!
 しかし、Sacraには姫と呼ばれる覚えがない。そもそも、どこの姫なのだ? ここウィンダスは星の神子様が納める連邦国家で姫などいないし、他にタルタルが治めている国なんかないんだけどなあ。
 だが、目の前のミスラは恭しくひざまずいたまま動こうとしない。う〜む。
 それに、このミスラ女は見た目からして怪しい。腰に差した短剣は、わたしは盗賊ですと言っているようなものだ。しかも、諸国を巡っていた割には、冒険者に成り立てという香りがぷんぷんする。
 もしや、この前スターオニオンズ団が泥棒ミスラをとっちめたので、その子分が仕返しにやってきたのか?
 Sacraが身構えると、ミスラ女は口を開いた。
 「申し送れました。わたくし、Saburoと申します。以後、お見知りおきを」
 Saburo、さぶろ、さぶろう? なんとなく、ミスラ族の故地がある東方諸島風の名前だ。
 「それで、Saburoさん、あなたはなんのために来たの?」
 Sacraは鎌をかけてみることにした。しかし、ミスラ女は平然と答える。
 「はっ、Sacra姫の旅の警護を仰せつかって参りました」
 「それは、あたしの従者になるっていうこと?」
 「ははっ、一行に加えていただければ存外の喜び」
 事情は良く分からないが、悪い人ではないらしい。なんだか人違いをしているような気がするし、今ひとつ怪しいけど、かわいそうな人なので仲間にしてあげることにした。
 だって、姫って呼ばれるのは悪い気がしないんだもん。
| 冒険 | 13:05 | comments(1) | trackbacks(0) |
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コメント
Good site and good blog.Thanks
| OnlineSlot | 2006/03/17 11:04 AM |
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